LAおすすめの一冊「まぼろしの奇想建築」

こんにちは。LA1年の齊藤です。

朝や昼間は晴れていてもかなり寒く、また、帰る頃には外がもう真っ暗になり風でひんやりと体が冷えて凍えてしまうような季節になりました。

これから更に冷え込んでいくため、皆様もお体や帰り道にはお気をつけ下さい。

 

さて今回ご紹介するのは、少し珍しい建築に関する本。
フィリップ・ウィルキンソン著、関谷冬華訳『まぼろしの奇想建築』です。f:id:iwatepu_library:20191204170558g:plain

この本で紹介されているものは古くて820年、最近だと2013年の聖堂や宮殿、都市など。どれも実際には存在しない、建設されなかったものです。

例えば表紙にもなっている
「勝利の凱旋ゾウ」

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これはゾウの形をした記念碑で、フランス国王を心から称える証として設計されました。

他にも
「ウォーキング・シティ」

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「ガラスの家」

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など、どこか近代的であり独創的な、ぱっと人の目を引く不思議な建築物が多く載っています。

これらが建設されなかった理由はそれぞれであり、大半は資金不足からですが、革命や戦争の勃発、株の暴落など時代を反映しているものも多々あるため、その原因を探ってみるのも面白い読み方だと思います。

この他にもどこか面白い、不思議な建築物が載っているので、時間が空いた時にでも是非読んでみてください。

LAおすすめの一冊「マンガでわかる統計学 : 素朴な疑問からゆる〜く解説」

こんにちは!LA1年の長井です。

後期の授業が始まって半分が過ぎましたね。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

 

中間テストが終わりつつあり、期末テストが近づいてくるこの頃、私にはどうしても理解不能な教科があります。

 

それは、統計学

何とかしようとはしているのですが、どうも理解ができなくて…

先輩方や先生に聞きに行くべきなのですが、私にはその度胸がありません。

そんな時に発見したのが、この本!

 

大上丈彦著 「マンガでわかる統計学 : 素朴な疑問からゆる〜く解説」です。

 

可愛い挿絵!わかりやすい文章!
この本なら理解の促進につながる…!(かもしれない)

 

実際に読んでみて、今までよくわからなかったところ(特に基礎的なところ)が何となくではあるものの理解できました。

 

(これで単位獲得につながれば…!)

 

もし、統計学の理解に困っている方がいれば(合う合わないがあるかもしれませんが)オススメです!

 

LAおすすめの一冊「ある男」

こんにちは!LA1年の畔柳です。厳しい岩手の寒さが身に染みる季節になってきました。こんな季節は暖かい部屋でのんびりと本を読むのも悪くないかもしれません。今回は、そんな時にじっくり読める本をご紹介したいと思います。

 

平野啓一郎 著 「ある男」

 

亡くなった再婚相手が実は名乗っていた人物ではなかった、というところから始まる話で、在日コリアン、戸籍の売買、家族や愛、様々なテーマからアイデンティティへの問いかけがなされる考えさせられる本です。

 

愛していたはずの人が全くの別人だった、その時人はどうするのか…深く、引き込まれる作品です。

 

是非休日のお供に一冊、読んでみませんか?

LAおすすめの一冊「箱庭図書館」

こんにちは!LA1年の廣井です。
朝晩と冷える季節になってきましたね!
みなさん体調にはお気をつけ下さい。

さて、今日は少し早いですが、冬に読むのにぴったりな一冊を紹介します。

乙一さんの「箱庭図書館」です。
この本は6つのストーリーで構成されており、ミステリー、ホラー、恋愛、青春など乙一さんの魅力をたっぷり堪能できる短編集です。そして読んでいくと徐々にキャラクター達が繋がっていくところも面白さの一つです。

私はこの本の中でも特に「ホワイト・ステップ」というお話がお気に入りです。雪の上にある足跡をきっかけに平行世界の2人が出会うストーリーで、読んだ後には切なくも心が温まるお話になっています。

この本は図書館で所蔵しています。ぜひどうぞ。

図書館では○○の貸出を行っています!

こんにちは!LA3年の及川です。後期が始まり、だんだんと肌寒くなってきましたね。

 

突然ですが、皆さんは学校でレポート課題に取り組みたいなと思ったときに、

パソコンが手元にない!

パソコンを使える教室は授業で埋まっている!

パソコン周りのスペースが狭くて作業しづらい!

なんて経験をしたことはないでしょうか?

 

実は図書館ではパソコンの貸出を行っており、館内の机上でパソコンを使うことができるのです!(場所の制約あり)

利用可能時間は1回につき最大で3時間ですが、場合によっては延長も可能!

レポート課題に取り組むもよし、自作ノートをパソコンで作ってもよし!

私は公務員講座を受講しており、レンタルしたDVDの視聴用に利用したこともあります。(もちろん音が出る場合はイヤホン等を使用しましょう)

利用するときはカウンターにいるLAもしくは職員の方にお声がけください!

静かな環境では作業をはかどること間違いなし!ぜひ、利用してみてください。

令和元年度第3回異文化交流 LA企画「日本でもできる 語学の勉強」を開催します

こんにちは、LAです!

10月30日(水)の4限、学生ホール棟にて、LA企画イベントを開催します!

テーマは、「日本でもできる 語学の勉強」

ゲストは、高橋英也先生、ルプシャ・コルネリア先生、ティー・キャンヘーン先生

です。

 

語学の研究をしている日本の先生と海外出身の先生。

語学を専門としていない海外出身の先生。

それぞれ違った立場で言語と関わる3名の先生から語学の勉強についてお聞きします。

イベント当日は、語学の勉強に関する学生の疑問を、ゲストの先生に答えていただきます。

現在、先生方への質問を受付しています!共通講義棟ラウンジの1階~3階に設置している質問アンケート箱や、図書館内のLAカウンター、下記のリンク、QRコードから入力することができるので、英語の勉強法や海外留学など何か聞いてみたいことがある方は是非どうぞ! 

質問の受付は、開催日前日の10月29日(火)までです!

 

LA企画トークイベント~日本ででも出来る語学の勉強~

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先生方への質問入力フォーム

また、図書館内にて「語学習得に使用した本」、「学生にオススメしたい本」として 高橋英也先生の「一歩進んだ英文法」や、ルプシャ・コルネリア先生の紹介コメントなどを展示していますので、こちらもどうぞ!

 

 

 

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図書館入口展示

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図書館4F展示

LAおすすめのミステリー作品

こんにちは、LA1年齊藤です。

10月に入り、紅葉に移り変わる姿が見られ、だんだんと肌寒さを感じられるようになった今日この頃。皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?


秋を実感できるようになり、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋とそれぞれの秋を楽しまれていることかと思います。

私も近年は読書の秋でしたが、今年はスポーツの秋にも挑戦していきたいと思っています。

 

さて、只今県大図書館では「ミステリー特集」図書展示が始まりました。

そこで、私のオススメのミステリー作品を何冊か紹介させていただきたいと思います。

 


まず1冊目、綾辻行人『十角館の殺人』

本書を含めて水車館、迷路館など、建築家「中村青司」が関わったとされる奇妙な館が登場するこの一連の作品は「館シリーズ」と呼ばれています。
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半年前に起きたとある殺人事件。それに興味を持った大学の推理小説研究会のメンバー7人は、十角形の奇妙な館が建つ孤島へと訪れた

だが殺害予告が書かれたプレートが現れ、やがて第一、第二の殺人が起きてしまう。

一方、本土では研究会のメンバーに宛てた、死者からの告発状が送り付けられていた…

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島と本土、2つの視点から物語が進行していきます。

やがて事件の真相が明らかになる中、まさかのどんでん返しが待ち受けています。

アガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』のようであり、しかし読んだ方ほど騙されてしまう作風となっているため、先に読んでいるとより楽しめます。

 

 

次に、米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』

 この作品は、夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」をめぐる5つの事件の短編集。

各編共にどこかほの暗く、理解のし難い人の狂気異常性が感じられ、最後に語られる真実、真相には思わず背筋がぞわっとさせられます。

5つの短編は全体でも繋がっていますが、一編一編オチがある短編集のためあまり時間が取れない方でも読みやすいと思います。

 

 
最後に、エドガー・アラン・ポー『モルグ街の殺人』

史上初の推理小説、密室殺人を扱った最初の推理小説といわれており、著者は江戸川乱歩の名前の由来になった方であり、知っている人も多いと思います。

明確に名探偵、助手が登場し、その推理に基づいて謎を解明していきます。

他短編集が含まれている作品もあり、また翻訳者によって文章の表現も異なるため、その違いも楽しめる要素だと思います。

 


どの作品も、一度だけでなく二度、繰り返し読んでみるのもとても楽しいと思います。

今回紹介した本はどれも県立大学図書館に所蔵されているため、是非一度足を運んでみては如何でしょうか。