LAおすすめの一冊「MOMENT」

こんにちは!LA3年のモモモモです。

気温もマイナスになり始め、すっかり冬ですね。寒いです。

さて、みなさんは、現在図書館に入ってすぐの所に実施されているLA企画展示「映画の原作集」「居場所」はもうご覧になりましたか?

 今日はその中から1冊、個人的おすすめの小説を紹介します。


本多孝好著 『MOMENT』(集英社文庫)

 

この本は、病院で雑用アルバイトをする大学生が主人公の物語です。諸事情により、彼は末期患者の「願い」を叶えるお手伝いをします。

 

人は自分の死を前にしてなにを望むのか、そうした人たちとの会話で主人公は何を感じるのか。

いろいろなことを考えさせられます。

少し話が逸れるかもしれませんが、自分や他人の「死」と「生きること」について
死生観を真剣に考え始めることが大人への第一歩だ、というような言葉を思い出しました。(どこで聞いたかは覚えていません・・・。)

 

難しい言葉が並ぶ参考書やよくわからない論文を読まなくても、小説を読むことからも、死生観について考えるきっかけはあると思います。

 

『MOMENT』は主人公が大学生ということもあり、読みやすい物語だと思います。

 ちなみに、この作品は3部作となっており、『WILL』『MEMORY』と続きます。
これらの2冊も図書館に所蔵されています。

ぜひぜひ手に取ってみてください!

それではまた!

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